クレアチン血中濃度
体内のクレアチン
平均的な成人の体内には、約80~130gのクレアチンが含まれています。クレアチンとその高エネルギー体であるクレアチンリン酸は、細胞内でのエネルギー貯蔵と放出において重要な役割を果たします。バランスの取れた食事は、クレアチン必要量の約半分を食物から直接摂取でき、残りは体内で生成されます。20歳から40歳の平均的な男性は、1日に約1グラムのクレアチンを合成します。この値は女性の方が男性よりもわずかに低く、男女ともに加齢とともに減少します。
クレアチン血中濃度
クレアチンは細胞内だけでなく血液中にも存在します。しかし、血中クレアチン値は通常、診断目的には用いられません。
標準的な値は以下の通りです。
血清クレアチン(空腹時)
成人 0.3~0.7 mg/dL(23~53 micromol/L)
尿クレアチン(24時間蓄尿)
男性 15~189 mg/日
女性 19~270 mg/日
クレアチンとクレアチニン
体内では、一定量のクレアチン(1日約2~3グラム)が老廃物であるクレアチニンに分解され、尿中に排泄されます。「クレアチン」と「クレアチニン」という用語は非常に似ているため、混同されることがよくあります。血中クレアチン値は通常、診断上の意味を持ちませんが、クレアチニンは腎機能の日常的な指標として測定されます。